英語を話すのが苦手な方へ 克服方法をあれこれ紹介! Part5
こんにちは。ABC代表のジェームス紗織です。
最近、朝の散歩を日課にしています。そして、田舎なので今日はヘビに遭遇!腕につけているapple watchの心拍数が一気にあがっていました。基本 虫など全般大丈夫ですが、へびは反射的にものすごく苦手です。その場から一目散に離れたあとは、道に落ちている細長いもの全てに怯えてしまい、人間の本能、心理って面白いなと思いました。自己観察をすること、思考を客観視することは好きな方ですが、ヘビを克服することがなかなかできません。克服したいと思っていたら、屋台でヘビを串に刺して売っている女性がいて、なぜかそれを買って食べなくてはいけない夢を見たくらいでした。
とまぁ、だれでも苦手。。と思うものはあるとは思いますが、もし英語が話せなかったらきっと外国の人に会った時に身構えてしまうでしょうし、これから使えて絶対損はありません。色々な文化を学ぶことは心を豊かにしていきますので、ぜひ今からでも始めてみてくださいね。
今日は、外国の英語の授業ってどうなってるの?正音法についてお話しをします。
また、過去の記事は以下のリンクをクリックすると読むことができます。
第4章 when をまず使おう!そしてsoが使えたらペラペラになるのは目の前。
第5章 まとめ 最後に発音・・正音法
第5章 正音法とは? 英語上達を目指してとことん掘り下げよう!
みなさんは正音法という言葉を聞いたことがありますか?
正音法
それは、文字のもつ音の性質を知ることです。英語ではフォニックス(Phonics)と言います。プリスクールや海外の小学校には、あいうえお表のように、Phonicsのポスターが貼ってあったりもします。
日本語は当然ながら「あ」は 「あ」 と読みます。 ただ、英語の「A」はエーとアの1つの文字に2つの読み方があります。それを学ぶのが正音法です。
ですので、英語のアルファベットはどちらかというと日本語でいう漢字に近い感覚です。音読みするのか?訓読みにするのか?後に続く言葉、状況で変化するからです。
また、中には、日本語でも和製英語があったりするように、英語の単語にも語源(わかりやすく言うと産地)があります。フランス語から来ていたり、スペイン語からきていたり、また面白いのは、サンスクリット語からきている日本語や英語もあるんです。
そして、その単語が生まれた産地が違うと、この正音法に当てはまらないものが出てくるので、すべてを規則、方程式に当てはめたい!と思う人にとっては、えー、なんで?と納得のいかない、腑に落ちなくなり、英語=難しいとなってしまうんです。その辺は、英語は例外があり、それをオッケーと気楽にすることで、どんどん覚えられるので、がんばりましょう!
基本となる正音法ルール
英語アルファベットには短い音(短音)と長い音(長音)があります。ABCの歌でお馴染みにエービーシーディー・・は長音です。そして、長音の方が日本人は歌でなじみがあるので、単語になるとほとんど短音の組み合わせであることに気づくんです。ですので、本来ABCの歌は短音で、アブクドゥエフグッと読んだ方が、文字読みの移行がしやすいんでは?と思ってしまいます。
そして英語のもつ短音は、日本語にはない音がたくさんあります。たとえば「z」の音は、上の歯と下の歯を噛み合わせて、空気を強く吐き出し、振動から生まれる音です。それを軽くしたのがスッのおとになる「s」です。
英語は色々な国で話されていますし、この正音法を学ばずして英語を習得して話している外国の方も実はたくさんいます。ですが、知っておくとより、相手に伝わりやすくなりますし、なまりの強い人の英語にも想像力を働かせて対応できるようになります。
では、どうやって学ぶ?正音法?
これはありがたいことに、youtubeなどが普及し、外国の方がありとあらゆる Phonicsのビデオを投稿したりしていますので、自分にあったもので文字を見て、短音の音がイメージできるまで練習をしてみましょう。その後、短音の決まりを覚えたら、音の足し算のルールを覚えていけばどんな文字でも読めるようになります。
最後におすすめの動画リンクも載せましたので参考にしてみてくださいね。
文字読みの仕方、音の足し算とは?これで発音もきれいに!
音の足し算が、英語とローマ字が大きく異なる点です。わかりやすいのを1点あげると、
make これは、ローマ字読みでは「マケ」ですが、英語だと「メイク」です。
ローマ字はあくまで、日本語を外国の人に伝えるために作られたものであり、英語ではないことをしっかり認識しておく必要があります。
そして、メイクと読むためには、英語のフォニックスのルールが必須。これには、最後の語尾のeは読まないという特性があります。そして、その場合は、その手前に来る母音の音は長音になる。という特性があります。
m (ムッ)短音 a (エイ)長音読みに変わる k (クッ)短音 e ( 最後の文字なので読まない)
これを早く読むと、ムエイク そしてもっと早く読むとメイクと聞こえるわけです。 なので、日本語のメではなく、ムエイが早すぎてメになっているという感じ。
音の周波数について
上記にあげたように、日本語の音は平たく単純なのです。「メ」一つとっても、メという音になった工程は違います。ですので、正音法(Phonics)を学ぶことは、自分の知っている音の世界を広げる作業になります。
まとめ
日本人が英語を学ぶ上で、困難に感じることの一つが、リスニングです。というのも、日本語のもつ音の周波数は言語の中でも低いため、英語の音が聞き取りにくいと言われています。
ですので、いくら語彙力や文法力があっても、話せるようにならない方は、リズム感覚をつけるように、音感を育てる必要があります。そしてこれは、誰でも必ず向上することができます。
例として、みなさんは落語を聞いてことはありますか?私は祖父が落語が大好きで毎晩寝る時は、CDもない時代で、カセットテープ(懐かしい!)で落語が枕元で流れていました。
色々なシリーズがありましたが、早すぎて何をいっているのか、ちんぷんかんな子どものころ。そして、大人が聞いているニュースもただの雑音のように興味関心は一切向きませんでした。・・が、きっとみなさんにも、今までただの背景に見えた看板の文字がスッと入ってくるようになり、町中の看板を読んでみた日々や、ニュースの会話に意識が向いて面白くなった日があったはずです。
私も落語のおもしろさに気づいた時、耳が真剣にお話しを聞き始めて、くすっと笑った日を覚えています。今までただの雑音でしかなかった音が自然と入ってくるんです。不思議な感覚でした。
実は英語も同じ。繰り返し無意味に見えても英語が日常の中にあると、その周波数の音が聞こえるようになるんです。脳ってすごいなーと思います。そしてその学習のスピードを早めたいのであれば、子どもが誰かの話し方をまねして、いたずらするような感覚でオウムのように、コピーして話してみること。はじめは舌が回らずもつれてしまう感覚も嫌にならずに楽しみましょう!
そして、よく聞くシャドーイングですが、これは効果があります。聞き流すよりも断然理解できるようになるまでのスピードを早めてくれます。
結果、今では英検1級のリスニングも余裕な私。CNNのニュースも聞き取れるまで成長しましたが、アメリカ人の主人と知り合った頃は、主人が他の人と英語で話始めると何を言っているのか?わからなくなっていました(笑)みなさんも必ずできるようになります。
英語が話せない時はとってもおもしろくなかった正音法。ただ、根気よく、わからない自分を慰めながらも、真似して話してみます。1年後、耳にタコができるほど、暗唱してしまった英語のCD以外のものを聞くと、あら不思議、全てが聞こえるようになっている。私はこの魔法のような体験が好きです。
娘も言っていました。「漢字が苦手でなかなか覚えられなかった。ただ、苦痛で仕方なかった漢字の暗記作業が、毎回50問必死で覚える作業を1年続けたら、2年目は50問くらい電車の中で覚えられるようになっていた。」と。
脳にとって大切なものは、あなたが繰り返し継続して行うことです。あなたの脳に、「これはあなたにとって必要なんだなー」と認識させたらあなたの勝ち。
あとは自然に学習してくれます♪
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私たちは、楽しむために生まれてきました。そして、その楽しみはどの人にとっても永続的なものでなければなりません。喜びであふれる社会は最高にあったかくて優しい社会です。 そのために、他者を理解し、自分の世界を広げていくために、英語はあなたにとって、財産になると思います♪
今日がみなさんにとって最高の日でありますように。 ジェームス 紗織
Phonicsを学ぶ!おすすめサイト 一番シンプルでわかりやすく短音を覚えるには良いかと思います♪
https://youtu.be/3owM5dyE-RM?si=w2OQagRa57lx4idE
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